住宅ローンの厳しさは、まずその長い支払期間です。

一度契約すれば20~30年の間、一定の金額を払い続けなければなりません。

世の中で30年先の自分や自分の生活がどうなっているかを間違いなく判断できる人はきっといないと思います。

実際家を手放すことになった人の多くは、20代後半から30代前半くらいで購入した住宅のローンを払えない状態になるような障害を想像できない事

そんな不確定な未来に、莫大な負債を残しておくことになるのに、実際家を買うタイミングになると、新生活への希望や持ち家を手に入れる喜びによって、怖さがマスキングされてしまいます。

冷静に考えてみれば、たとえば年収500万の人が3000万円の借金を背負ったら自己破産まで考えてもいいくらいなのに、住宅ローンをそこまで考える人は多くありません。

また、もう一つの厳しさとして、自分の家をいわば人質にとられてしまうということです。

「支払いが遅れれば、この家を取り上げられてしまう…」といいう事実は、想像以上に人にプレッシャーを与えます。

もちろん、ローンを問題なく払えているときはいいのですが、教育資金などが増えてきて、支払いのための資金繰りを必死にやるようになると、そうもいきません。賃貸であれば、もっと負担の少ない家に引っ越すことも簡単なのに…と思ってしまうことも多くあります。

住宅ローンを申し込む際は、家を買うという高揚感に惑わされず、とにかく冷静になることだと思います。

今は問題ない金額でも、それが5年10年と続いて問題ないかを慎重に考える必要があります。