私の知人、と申しますか、人生の大先輩のある会社の社長が旧にパソコンに凝りだして、今までまったくは何も書けなかったインターネットの世界にのめり込んだのは春先の事でした。

お孫さんとの会話も弾んだようで、ネット爺ちゃんとしてもっと技術を身に着けたいという所から、自分でワードプレスのホームページまで作ってしまう凝りようです。

その社長は地元では名の知れた会社の経営者なのですが、元々生産系でネットより既存ルートへの製品の出荷で利益を出していることから、ネットを使ったマーケティングを本格的に導入した経験がありませんでした。

リアルな商売では百戦錬磨の社長も、インターネットの特異的な集客には独自の理論も通用せずに、打つ手がすべて空振りでした。

私がたまたまネット広告を扱っていた事もあって色々と相談に乗ったのですが、どうもホームページの活用方法を間違えている(というか古い)ことが判りました。

要するに新規顧客やルートを得るために、とにかく広告を打ちまくっていたのです。

ご存じのとおり今のネット社会は、「広告を嫌う」ユーザーが圧倒的に多く、ゲームアプリでは、広告の目立つアプリは5割が即日消去されるというシビアな世界です。

社長には、ごり押しの広告を見せるマーケティングではなく、既存の取引企業のブログやSNSと絡んで、商品に興味のある人をゆっくりと確実に集める、いわゆるインバウンドマーケティングに方向性を変えることを勧めました。